【2歳(1歳半〜)】文の長さ、紙質、ページ数から選ぶ電車の絵本はじめの3冊
こんにちは。こぶたです。
突然ですが、電車が好きな子って多いですよね。私の子どもも電車が大好きで、よく線路脇や線路を渡る橋の上で電車が通るのを待っては、去っていく電車に手を振っています。
電車の絵本も大好きで、持っている本や図書館の本も合わせるとこれまでに数え切れないほどたくさん読んできました。ですがせっかく絵本がたくさんあるのに、結局子どもが気に入った絵本ばかりを何度も読んでいます。
たくさんある絵本の中からお気に入りの1冊を探すのはとても大変です。
そこで3歳になる子どもが気に入って、何度も何度も「読んで」と持ってきては、フレーズを覚えるほど一緒に読んだ本を3冊ご紹介します。
わが家の子どもはまだ3歳なので、1歳半〜2歳くらい子の読み聞かせに特におすすめの本になっています。
まだ小さい子に読む本なので、内容ももちろんですが、紙質はどうか(破れやすくないか)、覚えやすい繰り返しのフレーズがあるか、ページ数が短いか、聞きやすい短い文章か、といった視点から選んでいます。
タイトル | 繰り返し | ページ数 | 文章の長さ | 紙質 | おすすめ度 | おすすめ年齢 |
でんしゃくるかな? | ◎ | 20ページ | 短い | 厚紙 | ★★★★★ | 1歳〜 |
せんろはつづく | 〇 | 32ページ | 短い | 普通の紙 | ★★★★★ | 1歳半〜 |
カンカンカンでんしゃがきたよ | △ | 23ページ | やや長い | 普通の紙 | ★★★★ | 2歳〜 |
でんしゃ くるかな? きくちちき作
・繰り返しが多い
・短くリズミカルな文章
・厚紙
・1歳〜1歳半くらいに読み始めるのにおすすめ
まず紹介するのは「でんしゃくるかな?」(きくちちき作、福音館書店、2021年出版)という絵本です。
男の子と5匹の動物たちが、駅のホームで電車を待っています。「くるかなくるかな?」と待っている姿には、読者も一緒にワクワクドキドキ。
電車が来たらみんなで大喜び。
息子もよく駅や踏切、線路を渡る橋の上など、いろんなところで立ち止まっては、「でんしゃくるかなー?」と待っています。電車を待つ時のワクワクや来た時の嬉しさがしっかり表現されており、読み聞かせるのがとても楽しい絵本です。
文章は繰り返しが多いので覚えやすく、1文も短いですし、厚手の紙でできているので、1歳くらいの子が扱っても簡単には破れないと思います。
最初の1冊にぴったりな絵本です。
せんろはつづく 竹下文子(文)、鈴木まもる(絵)
・繰り返しが多い
・短くリズミカルな文章
・普通の紙
・1歳半くらいから読み始めるのにおすすめ
次にご紹介するのは「せんろはつづく」(竹下文子(文)、鈴木まもる(絵)、金の星社、2003年出版)です。
作者の竹下文子さんと鈴木まもるさんはとてもたくさんの絵本を書かれています。絵やお話があたたかく読みやすい作品が多いのですが、ご紹介するのはそのうちの1冊です。
6人の子どもたちが野原に線路をつなげていきます。どんどんどんどん長くしていきます。
途中には山や川、道路や池などさまざまな障害がありますが、それらを工夫して乗り越えていきます。
この絵本は息子が1歳半過ぎた頃に購入して読み始めました。読み始めた頃は線路自体や周りの景色や動物に興味を持っていましたが、3歳になる前には山や川を越えて線路をつなげる方法にも興味を持つようになりました。
大きめの絵本ですが文章は少なく、リズミカルな短文でとても読みやすいと思います。
紙は普通の絵本の紙質なので乱暴に扱うと破れる可能性は高いかもしれません。ですから、少し破れることは覚悟の上で購入するか、2歳くらいになって言い聞かせれば丁寧に扱うようになるのを待つのもひとつの選択だと思います。
あっという間に読み終わることができますし、絵も楽しめるので、1歳半過ぎからおすすめできる絵本です。
カンカンカンでんしゃがくるよ 津田光郎作
・繰り返しは少ない
・文章は前の2冊よりは長め
・普通の紙
・2歳くらいから読み始めるのにおすすめ
最後に紹介するのは「カンカンカンでんしゃがくるよ」(津田光郎作、新日本出版社、1990年出版)という本です。
今回紹介する3冊の中ではもっとも大きい子向けの本で、読み始めるのにおすすめ年齢は2歳過ぎから2歳半くらいです。
というのも前の2冊に比べると文もページ数も少し長めで、本のサイズも小さいからです。
ところで子どもってなぜか踏切が好きですよね。もしかしてうちの子だけでしょうか。
この絵本はタイトルの通り踏切を舞台にお話が進みます。舞台が踏切ですから電車だけではなく、そこで待つ車もたくさん描かれています。働く車も好きな子にはぴったりです。
またストーリー性はあまりないお話ですが、上の2冊と比較すると、いろいろな種類の電車が出てくるのが特徴です。お話の最後は夜で終わりますので、寝る前の本としても合いそうです。
お話は短いものの前の2冊よりは長めです。また紙質も普通の紙の厚さなので、乱暴に扱うと破れる可能性が高いです。聞けるようになることまで考慮すると、2歳を過ぎた頃からおすすめできる絵本です。
まとめ
いかがでしたか。たくさんある電車の絵本の中から3冊を厳選してご紹介しました。
今回の絵本はどれも実在の電車を描いた本ではありません。また新幹線も出てきません。実在の電車が出てくる絵本がいい方には他の絵本を紹介します。ですがまだ電車の違いがあまりわかっていない2歳前後には、どれもおすすめできますし、違いが分かり始めている3歳でもいつも楽しく読んでいます。
ぜひ子どもと一緒にお外やテレビでで電車を見た後は、電車の絵本も楽しんでみてくださいね。
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